2017年11月11日の世界一受けたい授業
2時限目 社会
今年で創刊100年の雑誌「主婦の友」。累計発行部数約2億部。
大正6年創刊当時から、金額入り節約レシピが人気。
戦時中の料理のレシピは、なんと雑草を使ったもの。
主婦の友の歴史を見れば、日本が見えてくる!
生活史研究科 阿古真理先生が登場。
主婦の友
大正時代
最初にイラスト付きで紹介されたのはドーナツ。
女性が意外に強く、夫へ厳しめの意見もありました。
昭和初期
夫はサラリーマン、妻は家事が一般的に。
地下鉄開通、デパートや洋食店の増加した頃。
海水浴ブームが来れば、ちゃぶ台を使った泳ぎ方を写真で紹介。
この時期、ふろくがつくようになりました。目玉は料理本。
アジの干物のポテト詰め
マッシュポテトをアジの干物にはさんで焼きました。西洋料理では舌平目を使いますが、日本ではなかなか手に入らないので、アジの干物を使ったのだと思われます。
昭和30年代
高度経済成長期に「専業主婦」という言葉が生まれます。
動く台所・キッチンカーが全国を走り、栄養バランスのいい食事の作り方を主婦に指導したそうです。
主婦の友にはすぐ作れるスピード料理「15分クック」などの、時間に追われる主婦向けの企画が生まれます。
いい企業に入るには高学歴が必要だと、子どもの勉強部屋や、テストに強くなる方法などの特集もありました。
東京オリンピックでは、サインのもらい方まで載りました。
料理研究家・堀江泰子
50年以上、主婦の友にレシピを提供していた料理研究家、堀江泰子さん。
娘のひろ子さん、孫のさわこさんも、料理研究家として主婦の友に登場しています。
里芋のとも和え
泰子さん考案の時短料理。15分で完成。
材料は、里芋500g、ごま大さじ2、みそ大さじ2、砂糖大さじ2
1、ゴマをフードプロセッサーにかける。
2、里芋を電子レンジ600Wで10分加熱。
3、1にみそ、砂糖、里芋の1/3をフードプロセッサーで混ぜて、和え衣に。
4、残りの里芋に3を混ぜる。
主婦の友
私の母も愛読していました。昭和のあの頃、一家に一冊あったのではないかしら。
主婦の友Deluxe(デラックス) 2018新年特大号 2018年 01月号 [雑誌]
阿古真理先生の本
料理は女の義務ですか (新潮新書) [ 阿古 真理 ]
昭和の洋食 平成のカフェ飯―家庭料理の80年
ニッポンの主婦 100年の食卓
堀江家の料理本
ほりえさんちの「あれ食べたい!」―祖母→母→私。料理研究家一家の人気メニュー88品を大公開!
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