骨を丈夫にする新常識と、骨ホルモンについてお伝えします。
教えてくれたのは、太田博明先生。
山王メディカルセンター・女性医療センターセンター長。国際医療福祉大学教授。骨粗しょう症診療の第一人者です。
2018年5月16日・2019年2月27日の、ソレダメの骨についての内容をまとめました。
骨の新常識
牛乳は苺と一緒に飲む
牛乳のカルシウムは、40%しか取り込まれません。
イチゴと一緒に飲むとソレマル!
イチゴのクエン酸がカルシウムを包み込むと、腸に吸収されやすくなります。
ココアと一緒に飲むと、食物繊維がカルシウムの吸収を妨げます。
抹茶はタンニンが、牛乳のカゼインと結びつき、カルシウムの吸収を妨げます。
切干大根は干しシイタケと食べる
切干大根のカルシウムは、実は牛乳の5倍。
しかし普通に食べると、20%しかカルシウムが吸収されません。
干しシイタケと一緒に食べるとソレマル。
ビタミンDと一緒に食べると、カルシウムの吸収率が上がります。
天日干しの物の方が、ビタミンDが豊富。機械干しでもさらに1~2時間天日干しすれば、ビタミンDが増えます。
骨を破壊する働きを抑えるのはビール
骨芽細胞は、壊れた骨を修復。
破骨細胞は、古くなった骨を破壊。
20代後半から、修復よりも破壊のスピードが速くなり、骨は弱くなっています。
毎日ビールを100㎖飲むだけで、ホップが破骨細胞を機能を抑えます。
緑茶やコーヒーに含まれるカフェインは、カルシウムを尿と一緒に排出してしまいます。
骨を丈夫にするのは遊園地
ジェットコースターに乗ると、重力がかかります。
重力がかかると、骨に機械的な刺激が与えられ、骨づくりが活発になります。
逆に宇宙で無重力状態になると、骨が弱くなります。
骨を強くするには?
みかんを食べる
骨はカルシウムの材料に、破壊と再生を繰り返し作られます。この時に骨ホルモンも作られます。
みかんに含まれるβークリプトキサンチンは、骨の破壊と再生を促進し、スピードアップしてくれます。
甘いみかんの方が多く含まれます。お尻の皮がボコボコなのがオススメ。
1日3個食べればいいです。
朝風呂に入る
お風呂に入るタイミングが大事。朝に入浴しましょう。
体温が低いと、骨の破壊と再生のスピードが遅くなります。
1日で最も体温の低い朝にお風呂に入ることで、スピードがアップします。
納豆を食べる
骨ホルモンは、ビタミンKがないとうまく働きません。
ビタミンKがとれる日本古来の食べ物は、納豆。特にひきわり納豆がベスト。
ひきわり納豆のビタミンKは、粒納豆の1.5倍、ほうれん草の3.5倍、小松菜の4.5倍。
かかと落とし
骨に刺激が加わると、骨の破壊と形成のスピードがアップ。
オススメの運動は「かかと落とし」
背筋を伸ばし、かかとを上げ、勢いよく下ろします。
頭から指先まで、全身の骨を刺激できます。骨に振動が伝わり、骨ホルモンが出ます。
10回1セット、1日3セットで。
まとめ
ビールで骨が強くなるとは!
嬉しい人も多いでしょうが、飲み過ぎには気を付けてくださいね。
かかと落としは、私も歯磨きの時や、料理の時などにやっています。とても簡単。
ただ意外とつま先立ちすると、ふくらはぎが疲れます。私が運動不足過ぎだからかな?
こんな本も出ていますよ。
教えてくれた、太田博明先生の本はこちらです。
以上、ふう@FuuNikkiがお伝えしました。
最後までお読みいただきありがとうございます。