デンマークは幸せ大国と言われています。
ヒュッゲとはデンマークの言葉で、居心地が良いこと、ささやなか幸せを大切にすること。
高額な税負担や社会問題などを抱えながらも、なぜデンマークは幸せ大国と言われるのでしょうか?
ヒュッゲって何? デンマークが世界一幸せな理由は?
2017年11月25日放送の「世界ふしぎ発見」で紹介された、デンマークの様子をお伝えします。
ヒュッゲの国・デンマーク
どんな国?
九州ほどの国土に、人口は560万人ほど。
童話作家・アンデルセンが生まれた国としても有名です。
世界幸福度報告では、デンマークはいつも1位か2位。日本は51位。
医療費無料ですが、物価は高い! 700㎖の水が400円位。消費税は25%。
名物はオープンサンドイッチ。
スモーブローは元々、バターを塗ったパンと言う意味。
今はローストポークなど、様々なものが乗ったオープンサンドになりました。
自転車大国
デンマークは自転車専用ハイウェイもある、自転車大国。
国をあげて、自転車活用に取り込んでいます。自転車税は150%。
国民の半数の人が、通勤通学に自転車を使用しています。荷物や赤ちゃんも自転車で移動です。
ストレス減、運動量増。CO2削減のために始めましたが、医療費削減などにもつながりました。
スーパーキーレン
スーパーキーレンは、デンマークでも有名なユニークな公園です。
コペンハーゲン市内、移民が多い地域にあります。
公園には、ここに住む50か国の人の出身地をあらわした、108の遊具があります。
国の違いのトラブルも、この公園ができてから減ったそうです。
日本は、タコの滑り台。なぜか、色は真っ黒。
トラベルライター ピラさんの記事です♪真っ赤な広場や、キックボクシング場、真っ黒なタコや卓球場などがある「カッコイイ」公園です!⇒【コペンハーゲン】世界各国を味わえるデザイナーズ公園、スーパーキーレン https://t.co/yaaT0XcjXM pic.twitter.com/caqk3IzMGP
— トリップノートみんなの編集部 (@tripnote_edit) November 18, 2019
デンマークの家族
デンマークの家族は、子育ての時間を大切にしています。
家具は蚤の市でそろえた物。週末は家族みんなでお菓子作り。
週37時間労働、残業なしのデンマークは、午後3時には帰ります。
日本に比べるとかなり早い帰宅ですね。
授業料も大学まで無料。大学生は生活費も税金から支払われます。
教育資金を貯金しなくてもいいのは、うらやましいですね。
デンマーク王室
デンマークは欧州最古の王室。日本と国交樹立150年になります。
2017年10月、デンマーク皇太子家族が日本にいらっしゃいました。日本の皇室とは交流があります。
ロイヤルコペンハーゲンは、デンマーク王室御用達の陶器ブランド。
「フローラ・ダニカ」は、デンマークの植物図鑑。3000種類以上の植物が記載されています。
この植物の絵をそのまま陶器に描いたのが、ロイヤルコペンハーゲンの「フローラ・ダニカ」
18世紀のデンマークはロシアの女帝エカチェリーナに、「フローラ・ダニカ」を贈っていました。
2017年、日本・デンマーク外交関係樹立150周年を祝福し、「フローラ・ヤポニカ」を発表しています。
ロラン島
自然エネルギー500%の島、ロラン島。
デンマークの歴史を見ると、19世紀には、国土の一部を失ってしまいます。
「外で失ったものは、内に見つかるだろう」という言葉の通り、その後酪農王国への道を切り開きます。
元々デンマークは酪農に向いていたわけではありませんが、努力して酪農を発展させました。
大規模農業で痩せてしまった土地を元に戻すことから、酪農を始めたそうです。
合理化や大量生産が、幸せではないということでしょうか。
ロラン島には、かやぶき屋根の家がたくさんあります。ススキが材料です。1992年日本のススキを養殖したもの。
近年では、かやぶき屋根はお金持ちのステータスになっています。
犬小屋も物置も鳥小屋もかやぶき屋根。夏は涼しく、冬は暖かいそうです。
森の幼稚園
デンマークには、子どもたちが自然の中で過ごす、森の幼稚園があります。
広い森全体が、遊び道具になっています。デンマーク流子育ては、森で育てる! 小学校入学まで、文字や計算は教えません。
じゃがいもの皮を自分でむいて、おやつのピザ作り。のこぎりで木を切ったり、薪を運んだり。
病欠は普通の幼稚園の1/3。骨折などの大怪我はないそうです。
森の中が教室?!子供たちのクリエイティビティや自発性を育てる、デンマークにある「森のようちえん」を取材しました。https://t.co/Dz68oKJyxs#幼稚園 pic.twitter.com/YSB6V8buPo
— haconiwa (@haconiwa_mag) November 8, 2017
ヒュッゲな新ビジネス
フライング タイガー コペンハーゲン
フライング タイガー コペンハーゲンは、日本にも出店したデンマークの雑貨店。
安くてかわいい雑貨がたくさんあります。
壁掛け時計 FLYINGTIGER(フライング タイガー コペンハーゲン)
相席食堂
デンマークでは、相席で食事をする食堂があります。
1食1000円程度。これはデンマークの外食の1/3程度です。
入り口で席が決められます。見知らぬ人と友達になって、会話を楽しみます。
赤ちゃんから、高齢者まで、様々な年代の人が、同じテーブルで食事をします。
日本にはない光景です。心を開いて楽しむ、コレこそヒュッゲ。
まとめ
知っているようで、あまり知らない国・デンマーク。
ヒュッゲは、デンマーク独自の言葉で、うまく日本語に当てはまる言葉はありません。
家族とのささやかな時間を大切にするということでしょうか。
あわただしく物にあふれた日本でも、このヒュッゲの雰囲気をとりえれるとゆったりした時間が過ごせるかもしれませんね。
日本でも、”広島はヒュッゲの街”と紹介されていました。
パン屋さんの「アンデルセン」は、1962年、デンマークのデニッシュペストリーを日本で初めて発売。
1988年 広島アンデルセンをヒュッゲな街としてリニューアルオープンしています。
アンデルセンは、なんとデンマークにも出店されているそうですよ。
デンマークでは昔ながらデニッシュが高額になってしまいましたが、この店ではいつでも焼き立てが食べられます。
自然や家族を大切にするデンマークですが、インターネット普及率96%のネット大国でもあります。
2030年には現金が廃止される予定です。
こずかいは子どもの口座に振り込み、食事の割り勘もアプリで振り込みです。
現金がなくなると、銀行強盗やマネーロンダリングも防げるとのこと。日本ではまだ考えられませんね。
よかったらこちらもどうぞ。
以上、ふう@FuuNikkiがお伝えしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント
楽しく読ませていただきました。
「自動車大国」ですが「自転車大国」ではないでしょうか?
ご確認ください。
Tom様
ご指摘ありがとうございます。
自転車大国です。修正しました。失礼いたしました。