2019年12月10日
冬の果物、ミカンVS柿
冬の悩みを解消する驚きパワーを持つ、ミカンと柿の栄養や食べ方をお伝えします。
ミカンパワー
- 血管を強化
- 骨密度UP
- 冷え性改善
- 認知症対策
柿パワー
- インフル撃退
- 風邪予防
- 乾燥肌対策
- 腸内環境改善
ミカンパワー
血管強化
実に含まれるβークリプトキサンチンは、色素成分でビタミンの一種。
血管の酸化を防ぎ、動脈硬化を予防します。
βークリプトキサンチンの量は、柿の4倍近い値で、果物トップ。1日3㎜とると良いです。
ミカン1個当たり約1㎜含まれるので、ミカンは1日3個(約3mm)が理想。
ただしミカンは甘いので、食べすぎも注意。
また、摂取すると3か月~半年体内に残るという研究結果も出ています。
甘いミカンがおすすめ
甘いミカンほど、βークリプトキサンチンの濃度が高くなります。
水分が不足すると、栄養成分や水分をため込み、より甘くなります。
表面がシワシワで、軸が細いほうがより甘いミカンです。
冷凍ミカンの作り方
冷凍みかんになっても、栄養成分を変わりません。
冷凍する前にミカンを水で洗うと、ミカンの周りに氷の膜ができ、乾燥を防ぎます。
食べるときは自然乾燥。4か月持ちます。
骨密度UP
βークリプトキサンチンは、骨の破壊も防ぎます。
みかん×乳製品で、βークリプトキサンチンの吸収を促進。骨が丈夫になりやすくなります。
カルシウムもとれ、吸収率が上がります。
クエン酸も骨を丈夫にします。
冷え性改善
みかんの筋に含まれるヘスペリジンは、血管の循環をしっかりしてくれます。
毛細血管が増えれば全身の血流が良くなり、冷え性改善に。
免疫力もあげ、風邪予防にも期待できます。
みかんのヘスペリジンは、白いすじに多く含まれますが、皮にも含まれます。
ただし、そのまま食べても吸収率が悪いので、緑茶と一緒にとるのがおすすめ。
カテキンと一緒にとると吸収されやすくなります。
緑茶だけでなく、紅茶でも同じような効果が出ます。
みかんは朝食べるのがおすすめ。
認知症対策
ノビレチン(ポリフェノールの一種)は認知症対策に期待できるという研究もあります。
柿パワー
インフルエンザ予防
柿タンニンがインフルエンザウィルスを死滅させるという研究があります。
タンニンはポロフェノールの仲間で、渋み・苦みが特徴。
柿タンニンは、最強のポリフェノールともいわれます。
柿タンニンはお茶のカテキンに比べて大きいので、多くのウイルスを捕まえやすいと言います。
柿に果肉の黒い部分に含まれます。
風邪予防
柿はビタミンCが豊富。
100gあたりのビタミンCは、ミカンやイチゴよりも多いです。
ビタミンCは白血球の働きを強化し、免疫力を高めるので、風邪をひきにくくなります。
ビタミンCは、ルチンと一緒に取ることで吸収率がアップ。
ほうれん草にルチンが含まれるので、「柿とほうれん草の白和え」はおすすめ。
ビタミンCの摂取推奨量は、100㎎/1日。
柿1個に150㎎含まれるので、1日1個で十分。
乾燥肌改善
柿のシトルリンが血管拡張物質を生み出す手助けをし、血流改善をサポート。
血流を良くなると、肌の代謝がよくなり、乾燥肌の改善につながります。
加熱することで2倍以上に増えるので、熱を加えた料理がおすすめ。
柿トースト
小麦粉のたんぱく質が、肌の細胞の再生を助けます。
バターのビタミンAが、肌の新陳代謝を促進します。
- 食パンにバターを塗る
- 一口サイズに切った柿を乗せる
- トースターで4分焼く
腸内環境改善
干し柿は、渋柿から作られます。
そのため、甘柿よりも柿タンニンが豊富。
食物繊維(ぺプチン)は9倍。ごぼうの2.5倍もあります。
まとめ
ミカンに期待できるのは、血管を強化、骨密度UP、冷え性改善、認知症対策。
柿に期待できるのは、インフル撃退、風邪予防、乾燥肌対策、腸内環境改善。
ミカンなら1日3個、柿なら1日1個食べれば十分です。
甘い果物なので糖分のとりすぎにならないよう、両方食べるのがいいですね。
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