2017年12月9日のジョブチューン
冬の病気にいい食べ物を紹介!
咳を和らげるには、コーヒー。
インフルエンザ予防に、レンコン。
冷え性に、まいたけ。
レシピと予防のエクササイズも紹介されたので、まとめてお伝えします。
正しいマスクのつけ方
インフルエンザにマスクは効かないというのは間違い。
鼻やのどの温度が高くなるので有効です。
問題は、7割の人が正しくマスクをつけていないこと。
正しいマスクのつけ方は
- マスクの中心を鼻を合わせた上で、ゴムを耳にかける
- ノーズフィッターを鼻と頬合わせて折る
- プリーツを広げてあごの下までしっかり覆う
- マスクを両手で押え、顔にフィットさせる
顔の大きさにマスクを合わせるのも大事です。
マスクを外すときは、マスクの表面を触りません。ゴム紐だけをつかんで、蓋つきのゴミ箱に捨てましょう。
咳の見分け方といい食べ物
大谷義夫先生が解説してくれました。
咳が続く期間が2週間続くと危険。風邪以外の病気の可能性があります。
咳ぜんそく
気道の粘膜に炎症が起こり、軽い刺激でも反応して咳が出ます。
暖かい所から寒い所に出た時の温度変化による咳は、咳ぜんそくかも!?
最近急増。今では日本人の10人に1人が咳ぜんそくとも言われています。
ほっておくと3割がぜんそくに。ぜんそく予備軍なのです。
逆流性食道炎
食道と胃の境目の筋肉が緩んで胃液が逆流。食道に炎症が起きてしまいます。
10人に1人はいると言われる病気。最近多いです。
胸やけ、喉のイガイガなどの違和感を感じたら、可能性があります。
誤嚥性肺炎
日本人の死因3位は肺炎。ほとんどが70歳以上の高齢者。肺炎の7割が誤嚥性肺炎です。
気道の弁の開閉がうまくいかず、食べ物や唾液が気管に入ってしまうため咳が出ます。
1番危険なのは、唾液。細菌が肺で繁殖して、肺炎になってしまうかも!?
誤嚥性肺炎の予防法
1、1日4回の歯磨き(起床時、朝食後、昼食後、寝る前)
2、食事の前に30秒で3回、唾液を飲みこむ(飲みこむ機能のウォーミングアップになり、喉の筋力を鍛えます)
咳を抑えるのにいい飲み物
コーヒーは、咳を和らげます。
カフェインは気管支を広げ、炎症を押えるためです。
緑茶・紅茶でもOK。コーヒーの半分のカフェインがとれます。
呼吸筋エクササイズ
- 両足を肩幅に開き、背筋を伸ばす
- 両手を頭の後ろで組み、鼻から大きく息を吸う
- 手を上に伸ばしながら、口から息を吐き切る
1日10回を2セット。
インフルエンザ
日比野佐和子先生が解説。
今年の夏、南半球ではインフルエンザが大流行。
半年遅れで今年、日本でも大流行の可能性が!
免疫力を上げるには、免疫細胞の働きを高めることが大事です。
インフルエンザ予防にいい食べ物
LPS(リポポリサッカライド)という成分が免疫力を高めます。
LPSは根菜の多く含まれます。
特に、レンコン! なんと、LPSは人参、里芋の6倍以上。
ネバネバの成分が、ウイルスや花粉などが粘膜から侵入するのも防いでくれます。
1日100gのレンコンでOK。
皮と節の部分にLPSが多いので、捨てないで食べましょう。
毎日レンコンを食べられない方は、レンコンパウダーなんてものもありましたよ。
レンコンレシピ
管理栄養士・渥美真由美先生が教えてくれました。
180度以上で調理すると、LPSの成分が壊れてしまうので注意。
ごろごろれんこん炊き込みご飯
金芽米に含まれるLPSは、白米の6倍。
材料
- 金芽米2合
- レンコン200g
- 鶏ひき肉100g
- 生姜すりおろし小さじ1
- 酒大さじ1
- 塩小さじ1
- 醤油大さじ1
- 切り昆布4g
作り方
- レンコンはサイコロ状に切って水にさらす。
- 金芽米に、塩、醤油、千切りにした昆布を入れる。
- 生姜と酒で味付けした鶏ひき肉と、レンコンを入れて炊く。
金芽米は、玄米の栄養を残した無洗米です。
栄養成分と旨み成分が多い「亜糊粉層(あこふんそう)」と、胚芽の基底部である「金芽」を残す精米方法。
玄米の栄養に近く、白米のように食べやすいお米です。
れんこんのすり流し汁
海苔の佃煮でもLPSを摂取できます。
材料
- レンコン 200g
- だし汁 500ml
- みそ 大さじ1
- 海苔の佃煮 大さじ2
- 青ネギの小口切り 大さじ2
作り方
- スライスしたレンコンを、だし汁で5分煮る。
- みそと一緒にミキサーでペースト状にする。
- もう一度温め、海苔の佃煮と青ネギを入れる。
冷え性
川嶋朗先生が解説。
身体が冷えると免疫力が低下してしまいます。
たかが冷え性と思っていると、大病の原因になることも。
体温が1度下がると、なんと免疫力は30%もダウン!
冷え性予防にいい食べ物
ナイアシン・・血管を広げる効果が期待できます。
βグルカン・・血液をサラサラにする効果が期待できます。
両方取れるのは、まいたけ。きのこ類ではトップクラスです。
1日100g食べましょう。
マイタケとミョウガのかき揚げ
管理栄養士・望月理恵子さんが教えてくれました。
辛み成分ミョウガジアールが血流をよくします。
材料
- マイタケ 100g
- ミョウガ 20g
- 玉ねぎ 30g
- 水・てんぷら粉・揚げ油適量
千切りの材料で、かき揚げにします。油はβグルガンの吸収をよくします。
味噌と一緒に取るのもいいので、味噌汁もおすすめ。
指組み
- 指の第1関節を外側から組む。
- 生卵を包むイメージで組んだ手を丸める。
冷え性改善。1回1分、冷えを感じた時に行いましょう。
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