2018年11月3日
コナン君と学ぶ、8人の名医が警鐘を鳴らす8つの病気!
なりやすいのは男性?女性?
心臓・胃・肺・腸・乳がん・肝臓・脳・すい臓。
病気になりやすい人、予防にいい食べ物やエクササイズが紹介されたのでお伝えします。
心臓病
心臓血管研究所所長 山下武志先生。
心臓は、全身に酸素や栄養分を送り出す臓器。
心臓MRIを受けると、動いている心臓を動画で見ることできます。1回1万~3万円。心筋梗塞をほぼ発見できます。
動脈硬化になりやすい人
・女性より男性。
女性ホルモン・エストロゲンが少ないため。
女性ホルモンは、血管をしなやかにする作用があります。
・おでこのしわが深い人。
しわのない人の約10倍心臓病の死亡率が高い。
心臓病予防に緑茶
心臓病の予防には、緑茶。
カテキンが、動脈硬化を引き起こすたんぱく質を減少させることがわかっています。
胃
ピロリ菌の発見でノーベル賞受賞・西オーストラリア大学教授バリー・マーシャル先生。
胃液を分泌し、食べ物を消化する胃。
胃がんになりやすい人
・女性よりも男性。
女性の約2倍。
喫煙習慣が影響します。タバコのヤニが飲みこまれると胃がんになりやすいです。
・ピロリ菌の人。
ピロリ菌は、日本人は2人に1人がもつという、胃の表面に棲みつき、胃酸を中和するアンモニアを出す菌。
ほとんどが幼児期に感染します。特に5歳以下。食べ物の口移しは注意。
肺
順天堂大学院教授・高橋和久先生。
タンの色が赤茶色の場合、肺がんや結核の可能性が・・・
死亡者数が多いがんの部位で、肺がんは男性1位、女性2位。
ここ60年で、約70倍に激増しています。
肺がんになりやすい人
・女性より男性が多い。
喫煙率が高い男性の方が多いため。
・非喫煙者の場合、男性よりも女性。
女性ホルモン・エストロゲンが、肺がんのがん細胞を増殖させるため。
リンゴが肺がんのリスクを減らす
肺がんのリスクを減らすのは、リンゴ。
1日1個、リンゴを食べると肺がんのリスクが減る、というフィンランドの調査があります。
ポリフェノールの抗酸化作用が、肺がんのリスクを下げます。
腸
久里浜医療センター内視鏡部長・水上健先生
小腸は食べ物を消化し、栄養を吸収。大腸は便を作り排出。
大腸がんは増加傾向。
大腸がんになりやすい人
・女性よりも男性。
ソーセージ・赤肉の食べ過ぎ、アルコールの過剰摂取がリスクを高めます。
・女性は便秘に注意。
ねじれ腸が便秘の原因の一つ。日本人の8割がねじれているかも?
体をひねる運動が、便秘予防に効果的。
また日本人直腸から肛門に角度がついているので、トイレが和式の方が、便が出やすい人が多い。
洋式トイレの場合、足置き台を置き、膝をあげた状態にしましょう。
腸揺らしエクササイズ
1、両手を広げ、上半身だけ左右にひねる(下半身は動かさない)。
2、最後に上に大きく伸びをする。
1分間行うこと。
1日2回、起床後と就寝前が効果的。
乳がん
昭和大学医学部准教授 明石定子先生。
乳がんは年々増加、11人に1人が乳がんに…。
乳がんは乳管の内部に発生、進行すると肺など他の臓器に広がります。
日本人女性の半数以上はマンモグラフィーでは、乳がんを見つけにくそうです。
原因はデンスブレストという、乳腺の濃度が高い乳房。乳腺もがんも真っ白に映るので発見しにくいのです。
デンスブレストの人は、超音波検査がオススメ。
乳がんになりやすい人
・背の高い女性。成長ホルモンの分泌が多いことが原因。
・毎日お酒を一杯飲む人。アルコールを分解する時に出るアセトアルデヒドに、発がん性があるため。
・座っている時間が長い人。代謝が悪くなるため。30分に1回は立ちましょう。
味噌汁で乳がん予防
みそ汁は乳がんの発症率を下げます。
大豆のイソフラボンが、乳がんに予防になるのかもしれません(まだ研究段階)。
また、運動は発症リスクを下げます。
肝臓
横浜市立大学教授 中島淳先生。
体の毒素を無害にしてくれる肝臓。
消費されない脂肪が肝臓に集まると、肝硬変、さらに肝臓がんに…
肝臓がんになりやすい人
女性よりも男性。ストレスが原因。
薬の飲み過ぎも注意。必ず用量用法を守りましょう。
一日30分の早歩きが、脂肪肝の予防に効果的。
脳
デール・ブレデセン先生
アルツハイマー病は、炎症などの脳のダメージによって、アミロイドベータ(脳のゴミ)が蓄積し、発症するもの。
脳が委縮し、働きを低下させます。
アルツハイマー病になりやすい人
男性よりも女性。
エストロゲンは、アルツハイマー病から脳を守っている可能性があります。
女性は閉経後エストロゲンが一気に減り、男性よりも少なくなります。
記憶障害より先に、嗅覚の低下が見られます。
効果的な食べ物
ブロッコリー・鮭・きのこは、毒素を排出。
キムチ・チーズなどの発酵食品は、菌のバランスを正常化させ、脳に栄養が行きやすくします。
オリーブオイル・アボカドなど不飽和脂肪酸は、脳の機能を向上・活性化。
夕食から朝食の間を12時間あけることも大事。
スマヌ法
軽度認知障害(MCI)は、対応次第で発症を防げる可能性があります。
MCIをお家で見つけるテストが、スマヌ法。
「ス」「マ」「ヌ」を背中に指で書き、何が書かれたかを当てます。
認知症予防の食べ物
認知症の原因の一つが、アセチルコリンの減少。
1日1個卵を食べたグループは、食べないグループよりも認知症発症リスクが22%も低下。
アセチルコリンのものになる、コリンが豊富なため。
すい臓
静岡がんセンター 上坂克彦先生
すい臓は、食べ物を消化するすい液を作り、十二指腸に贈る臓器。
すい臓がんは、自覚症状が少ないです。
すい臓がんになりやすい人
・女性よりも男性がやや多い。
・肥満の人。
・タバコを1日40本以上吸う人。
診断は目を見ます。白目が黄色くなる黄疸が出ることがあるため。
以上、世界一受けたい授業で紹介された、8つの病気についてでした。
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