世界一受けたい授業、児童虐待には184イチハヤク、周りの気付きが大切

2018年3月17日放送。

福井大学教授・友田明美先生に教わります。

深刻な児童虐待。苦しむ子どもと悩む親を救う授業です。

1番大事なのは、虐待に早く気付くこと。

本人が110番通報するケースは、全体の1%。自分で通報するのは相当な勇気が必要です。

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虐待が疑われるサイン

いつも家の雨戸が閉まっている

泣き声や悲鳴が漏れないよう、不自然なくらい防音していることが多いです。

夜、外に一人でいる子ども

夜親がいなことが多く、寂しくて外に出ることがあります。育児放棄や心理的虐待の場合も。

服に季節感がない

同じ服を何日も着ている。12月に半袖を着ている子どもも。

189(イチハヤク)

児童相談所全国共通ダイヤル

24時間、誰でも匿名で相談できる電話番号。3年前に開設されました。

気付いた人、虐待を受けている子、親、誰でもかけていいのです。

育児うつ

育児ストレスで、うつになる親が急増しています。

夫が子育てに協力しない、子どもが言うことを聞かないなど…。

うつになると、脳が適切な判断ができず、感情的になり、子どもにきつく当たることも。

子どもを叱る時、いったんトイレに行きましょう。感情的になりそうなときは、トイレに行って深呼吸。

また近所付き合いをして、ストレスを相談しましょう。

東京OSEKKAI化計画

電車やバスの中で赤ちゃんが泣いていたら、「子どもは泣くのが仕事」と声をかけるだけでも、お母さんは救われます。

OSEKKAIは、地域みんなで、優しく親と子と見守るという新しい言葉。

周りのお節介で、子育て中の親が救われるかもしれません。

社会全体で子どもを育てる共同保育と言う考えが大事。

東京OSEKKAI化計画

負の連鎖

子どもの頃に虐待を受けた人の、1/3は自分の子どもを虐待するそうです。

愛情を受けずに育つと子どもの接し方がわからず、虐待をしてしまう負の連鎖が起こります。

虐待されて育ったある方は、一人暮らしをするようになってから「私の育て方が悪かった。ごめんなさい」という母の言葉で救われたそうです。

よかったらこちらもどうぞ。世界一受けたい授業 子どもの脳が変形するマルトリートメント

調べてみました

友田明美先生って

脳科学者。専門は小児発達学、小児精神神経学、社会融合脳科学。

1987年熊本大学医学部卒。博士(医学)。

熊本大学准教授等を経て、現在は福井大学子どものこころの発達研究センター発達支援研究部門教授・副センター長。

友田先生の本


虐待が脳を変える 脳科学者からのメッセージ [ 友田 明美 ]

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