言葉が変われば印象が変わる、人生を豊かにする語彙力。
社会人に聞いた気になる他人のマナーの1位は「言葉使い、敬語の使い方」。
使いこなせる言葉の数=語彙力が大事!
この記事では、2018年4月28日放送「世界一受けたい授業」から、明治大学教授 斎藤孝先生の授業をお伝えします。
「大人の語彙力大全」は読んでみました。
感想も追加でまとめているので、参考にしてください。
世界一受けたい授業 斎藤孝の先生の「語彙力」
「なるほど」
「なるほど」を連発する人は要注意。
言いすぎると「話聞いてる?」と思われてしまいます。
また、目上の人に使うと常識がないと思われます。
こんな言葉で言い換えましょう
- 「おっしゃるとおりです」
- 「もっともです」
- 「異存はございません」
言葉の言い変え
かっこいい
- スタイリッシュ
- スマート
- 小粋
- シック
- いなせ
- 眉目秀麗(びもくしゅうれい)
「眉目秀麗」は、清潔感のある爽やかな男性の顔立ちを意味します。
優しい
- 温和
- 包容力がある
- 親身
- 思いやりがある
- 世話好き
- 目端が利く
お金持ち
- 大富豪
- 資産家
- ハイグレード
- セレブリティ
- 資産が潤沢
- うなるほど金がある
こんな言葉、言えますか?
- 女性の美しさをほめる時は「目にも綾(あや)な姿」
- 華麗なパフォーマンスには「大向こうをうならせる演技」
- 女性の歌声をほめる時「鈴を転がすような声」
- 女性のぱっちりした目をほめる時「鈴を張ったような目」
- 女性の肌の白をほめる時「雪を欺く肌」
- 栄養豊富は「滋味の富む味わい」
- いい香りは「馥郁(ふくいく)たる香り」
まとめ
なかなか難しい言葉が、多く出てきましたね。
「大向こうをうならせる」の「大向こう」は芝居の立見席のこと。
芝居通が立ったので、一般の人だけでなく、通もうならせるくらいのいい演技ということです。
でもいきなりスポーツ中継でコレ言われたら「?」ってなりそうですが。
また今、若い人の間で「語彙力」は流行っているそうです。
ホントかな?と思っていたら、こんな記事をみつけました。マイナビティーンズラボ
10代女子が選ぶ2018年流行りそうなコトバ 「語彙力」は2位。
「語彙力が無い」や「語彙力が乏しい」の意味で使うのですって。
大人の語彙力大全
kindleで「大人の語彙力大全」を買って読んでみました。
一般語彙、カタカナ語彙、上流語彙と分かれて、大人が知っているべき語彙が載っています。
一般語彙は、まあまあわかるのですが、カタカナ語彙の中には初耳のものも多かったです。
例えば「クオリア」の意味、みなさん、ご存知ですか?
意味が「感覚的体験による質感」で、例文が「金木犀の甘い香りというクオリアが感じられる」なんですが、聞いたことないなあ。
上流語彙は夏目漱石の小説に出てくるような言葉なので、使いこなす現代人がいたら変わり者かも。
例えば「糊口」って読めますか?
「ここう」と読んで、意味は「生計」です。いやいや、これはわからないでしょ。
一般語彙も、たまに見たこともない言葉が出てきました。
「半畳を入れる」の意味は、「他人の言動の非難の言葉をかける」って、知らないなあ…。
また、「無礼講」の意味は「地位の上下関係なく楽しむ宴」
それは知っていましたが、こんなことも書かれていました。
会社の飲み会で、「今日は無礼講でいこう!」という上司がいますが、決してその言葉を真に行けてはいけません。本当に無礼講だと思って、敬語を使わなかったり、親しげに名前を読んだり、挙句の果てには酔っぱらって肩を組んだりしたら、翌日から会社に行きづらくなるのは目に見えています。かといって、畏まったままでいるとノリが悪いと思われるので、いつもより少しテンションをあげるくらいにしておきましょう。
言葉の意味を説明しつつ、社会ではこう使う、こうとらえる、というアドバイス的なことも載っています。
言葉の意味を知る以上に、社会では言葉の使い方が重要かもしれません。
現実的、実践的な語彙力の本です。
よかったらこちらもどうぞ。
以上、ふう@FuuNikkiがお伝えしました。
最後までお読みいただきありがとうございます。