2020年3月7日
隠れた病気がわかる、自分でできる健康診断
Do It Yourself(自分でやる)健康診断
久保明先生の授業です。
早期発見のヒント。良くない結果が出たときは病院で検査しましょう。
DIY健康診断
腱鞘炎チェック
- 腕を伸ばし、親指を内側にして握る
- 手首を小指側に曲げる
- 痛みが出る人は要注意。
スマホを長時間使う人は、ドケルバン病=スマホ腱鞘炎に気をつけましょう。
片方の親指だけで操作することで親指を酷使することで、腱鞘炎になります。
腱鞘炎の時は、以下の対応を。
- 親指だけでなく他の指も使う。
- 親指をテーピング。
- 痛みがひどいときは、鎮痛剤などを使う。
前立腺肥大チェック
- 排尿時間は長くて30秒が目安。
それ以上かかると、加齢や肥満のため、前立腺が肥大してなる前立腺肥大症の可能性があります。
体調にもよるので、1度くらいは気にしないこと。
短い排尿でも、2時間以内に数回行くことが続くときは、泌尿器科へ。
脳卒中チェック
- 力を入れず舌をまっすぐに出す。
- 左右にずれたり、けいれんが起きたら要注意。
脳の血管が詰まったり、破れたりする脳卒中の兆候があるか見ます。
脳卒中の兆候があるとき、舌の筋肉の働きが弱くなります。
しゃべり方、口のゆがみ、両腕をあげると腕が下がるなども、脳卒中のセルフチェックになります。
口輪筋チェック
- 100㎖の水が入った、500㎖のペットボトルを用意。
- 唇だけでくわえ、10秒キープ。
口輪筋が衰えると口呼吸になり、ウイルスが体内に入りやすくなります。
加齢により口の機能が衰える「オーラルフレイル」になると、飲み込む力が衰え、誤嚥性肺炎の危険も。
口輪筋は「あいうべ体操」で鍛えましょう。
あーいーうーべーと、口や舌を大きく動かして声を出します。1日30回が目安。
肺疾患チェック
- 左右の人差し指を曲げる。
- 爪を向かい合わせでつける。
- 爪の間にひし形の空間ができているか確認。
すき間ができず、爪がくっついてしまう人は、肺がん、気管支拡張症などの肺疾患の可能性があります。
ばち指と呼ばれる指のふくらみは、肺疾患によって発症し、爪の間の隙間がなくなります。
脳梗塞チェック
- 同じコップ2つと水を用意。
- 1つのコップのふち、すれすれまで水を入れる。
- 両手で2つのコップを持ち、水をカラのコップに移す
- 水がこぼれないように、6回繰り返す。
水が9割以上残っていないと要注意。
脳梗塞は脳血管が詰まり、脳神経細胞への血液が滞り、手足などに運動マヒが起こります。
家で簡単にできるチェックばかりでしたね。
よかったらこちらもどうぞ。