2020年8月1日
この夏怖い虫トップ5
兵庫医科大学皮膚科学 夏秋優教授が登場。
自分の皮膚を実験台にして何度も虫にさされて研究している先生の授業です。
この夏、怖い虫トップ5
1位 マダニ
- 出くわす確率 レベル4
- 危険度 レベル5
毎年死者が出るほど危険な虫。
感染症(重症熱性血小板減少症候群)を発症。毎年100人程度の患者さんが…。
マダニは皮膚に頭を突っ込んで吸血、満腹になるまで皮膚から離れません。
約1週間、長いと2週間吸い続け、マダニの体は血で膨れ上がります。
刺されても無理やり引き離さないこと。口がちぎれて皮膚に残り、異物肉下種というしこりになる恐れがあります。
ピンセットでマダニの頭をつかんで、ゆっくり引き抜くこと。
自分でとれないときは、皮膚科を受診すること。
2位 トコジラミ
- 出くわす確率 レベル4
- 危険度 レベル4
高温多湿で活動が活発に。
普段はカーペットの裏、壁のすき間など暗いところに隠れています。
夜になると出てきて、人を刺します。非常にかゆいので注意。
トコジラミが繁殖すると、家の壁に黒いしみができます。
トコジラミのふんが、柱や家具などについてシミになります。
見つかったらすでに室内に大量のトコジラミが繁殖している可能性が…。
1匹いたら10匹は要るので、専門業者に依頼しましょう。
3位 蚊
- 出くわす確率 レベル5
- 危険度 レベル2
マラリア・デング熱などの感染症を媒体。世界で約72万人が命を落とします。
家の周りに水たまりがあると蚊が寄ってきます。
蚊は水面に卵を産んで、幼虫(ボウフラ)は水の中で成長します。
玄関で待ち伏せすることがあるので注意。
また、虫よけスプレーをした上に、日焼け止めを塗ると効果が半減。
日焼け止めは先に塗ること。上から虫よけスプレーをしても日焼け止めは効果があります。
刺されたら、すぐ冷やすこと。炎症を押さえます。
蚊を入れない窓の開け方
網戸をして、窓を全開にすること。
窓を半開きにすると、隙間ができて蚊が入ります。
全開にすれば、隙間ができない。
4位 ブユ(ブヨ)
- 出くわす確率 レベル3
- 危険度 レベル3
- 蚊よりやや小さめ。
朝夕、薄暗い時間帯にさされる
刺されると激しいかゆみ、出血することも。
対策は、肌を見せないこと。
明るい色の服(黄色・白)を着ること。
5位 アオバアリガタハネカクシ
- 体長約7mm
- 出くわす確率 レベル2
- 危険度 レベル3
- 別名 ヤケド虫
梅雨から増え始め、夏がピーク。
池や田んぼに生息。暗くなると光に集まる習性。
体に止まった時は、絶対手で払わないこと。
虫の体液が付着。体液にヤケドどのようにただれるペデリンが含まれます。
触らないように、勢いよくふき落とすこと。
潰したりしてはならない,
ありがたくない虫.アオバアリガタハネカクシ.
(Paederus fuscipes, Aoba-arigata-hanekakushi) pic.twitter.com/ocwCjXzjBi— Bugsgazer ~虫をみるひと~ (@bugsgazer_006tw) April 9, 2020
まとめ
この夏は、コロナ対策で換気が大事。
しかし、窓を開けると虫が入ってきてしまいますよね。
正しい窓の開け方は、網戸をして全開にすること。これは知らなかったなあ。
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