2019年5月21日。
間違った座り方が、心臓病や脳梗塞などの要因に⁉
正しい座り方が、血管・骨・内臓を守ってくれる!
ソファー&椅子&床。
気を付けたい座り方と、その対処法をお伝えします。
日本人は座りすぎ⁉
世界で1番長く座っている国は、実は日本(1日平均7時間)。
余暇時間に1日6時間以上座っている人が、3時間未満の人に比べ、脂肪リスクが19%高くなるという研究結果もあるそうです。
余暇時間は、仕事以外の時間。
ずっと座っていると足の筋肉を使わず、体の循環が悪くなります。
腰痛・肩こりなど以外に、糖尿病などのリスクも高まります。
タバコやお酒よりも危険?
ずっと座らず、30分や1時間に一度立ち上がりましょう。
立てない時は、座ったまま足首を動かしたりしましょう。
ソファーの座り方
浅がけ首もたれ
ソファーに浅く腰掛け、首を背もたれにかける座り方。
起こりやすい病気
- 腰痛椎間板ヘルニア
- 頸椎椎間板ヘルニア
- 血栓症
自然なS字カーブが逆になる座り方なので、ヘルニアになりやすくなります。
椎間板は脊椎の骨と骨の間でクッションの役割をする軟骨。
首の頸椎も逆の曲がり方になるので、首のヘルニアになることも…。
30分に1度は体を起こし、この姿勢を続けないようにしましょう。
肘つき横座り
肘をついて、横に座る座り方。
左右の筋肉や、骨のゆがみが生じます。
進行すると、歩行困難になってしまうかもしれません。
足を組んで座る
骨盤のゆがみを引き起こします。
足を組んで1日合計4時間以上座ると、骨盤や背骨がゆがみ、内臓疾患の要因になります。
時々左右の足を組み替えましょう。
正しい座り方
ソファは深く腰掛け、背もたれを使うこと。
横から見た時の背もたれの角度が110度、座面の角度で+5度がベスト。
日本の椅子やソファは、だいたいこの角度で出来ているそうです。
真っ直ぐ背筋を伸ばして座ると、腰椎が疲労し負担がかかります。
足を床につけることも大事。背筋を伸ばしやすくなります。
腰痛改善アイテム
腰痛で背もたれが使えない人は、バスタオルを使います。
バスタオルを3つ折りか4つ折りにして、背中のカーブの当てて座り、背もたれに当てます。
バスタオルが腰椎をサポートします。クッションでもOK。
椎間板ヘルニアのセルフチェック
- 足を拳2つ分ほどあけて立つ
- ゆっくり前屈してゆく(おへそをのぞきこむように)
- 腰が痛い人はヘルニア予備軍。
腰痛予防簡単ストレッチ
- 立った状態から、軽く膝を曲げ、両足のふくらはぎを握る
- 手を放さず、ゆっくり膝を伸ばす
顔は下げず、膝をしっかり伸ばすこと。
1日5回ほど繰り返し行います。
食事中の座り方
- 猫背にならないこと。
- 背もたれに背中を付けること。
- 足は組まずに床につけること。
みぞおちが折れるような座り方は、胃酸が逆流し、食道が炎症を起こします。
テーブルと臍の間の距離は、拳2つ分が理想。自然と背筋が伸びます。
床(畳)の座り方
骨・血管・内臓に負担をかけないのは、片足伸ばし。
バランスがとりやすく骨盤が立ちやすい座り方です。
正座は、腰を150度屈曲ので、大変負担が多い座り方。
→丸めたバスタオルを足とお尻の間に挟むと、負担が和らげます。
体育座りは、骨盤が後ろに傾きます。猫背になりやすく、腰痛の原因に。
→膝の角度をゆるくして、骨盤を立てるといいそうです。
あぐらは、腰や内装に負担がかかります。
→バスタオルや座布団を敷いて高さを作ると、骨盤が経ちやすくなります。
和室なら座椅子を使いましょう。深く座り、骨盤が正しい位置になります。
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