2022年8月20日
世界一受けたい授業
「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」の著者ブレイディみかこ先生が登場。
日本の子どもの7人に1人が貧困!?
話題の最新作から学ぶ子どもの貧困問題が取り上げられます。
この記事では、ブレイディみかこ先生の経歴と著書をまとめました。
世界一受けたい授業 ブレイディみかこ先生
ブレイディみかこ先生
ライター・コラムニスト。
1965年、福岡県生まれ。
1996年から英国ブライトン在住。
ロンドンの日系企業で数年間勤務したのち、英国で保育士資格を取得。「最底辺保育所」で働きながらライター活動を開始。
2017年、『子どもたちの階級闘争 ブロークン・ブリテンの無料託児所から』で新潮ドキュメント賞を受賞。
2019年、『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』で毎日出版文化賞特別賞、Yahoo!ニュース | 本屋大賞 ノンフィクション本大賞受賞など多数受賞。
ブレイディみかこ先生の作品
「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」
先生と、アイルランド人の夫の間に生まれた息子の成長と、現在社会の問題を描いた実話。
優等生の「ぼく」が通う元・底辺中学は、毎日が事件の連続。人種差別丸出しの美少年、ジェンダーに悩むサッカー小僧。時には貧富の差でギスギスしたり、アイデンティティに悩んだり。世界の縮図のような日常を、思春期真っ只中の息子とパンクな母ちゃんの著者は、ともに考え悩み乗り越えていく。落涙必至の等身大ノンフィクション。
引用 新潮社
「両手にトカレフ」
2022年最新刊。
ノンフィクション『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』では書けなかったティーンたちから生まれた物語。
主人公はアルコール依存症の母親の代わりに、弟の世話をする14歳の女の子。
寒い冬の朝、14歳のミアは、短くなった制服のスカートを穿き、図書館の前に立っていた。そこで出合ったのは、カネコフミコの自伝。フミコは「別の世界」を見ることができる稀有な人だったという。本を夢中で読み進めるうち、ミアは同級生の誰よりもフミコが近くに感じられた。一方、学校では自分の重い現実を誰にも話してはいけないと思っていた。けれど、同級生のウィルにラップのリリックを書いてほしいと頼まれたことで、彼女の「世界」は少しずつ変わり始める――。
引用 ポプラ社
まとめ
世界一受けたい授業
人気作家ブレイディみかこ先生の最新作から学ぶ、子どもの貧困問題。
先生の著書をまとめました。
新作「両手にトカレフ」は、子どもの貧困問題を描いています。
主人公が、家に食べるものがなく万引きしていしまうシーンもあります。
イギリスには少ないお金でお腹いっぱい食べられる「コミュニティー・カフェ」や、子どもが無料で朝食を食べられる「ブレックファスト・クラブ」などがあるそうです。
日本でもイギリス同様、貧困が問題になってしまっています。
日本はG7の貧困率ランキングで、ワースト2位(1位はアメリカ)
貧困の定義は、国の定めた貧困線を下回る所得で生活する人。
- 3人世帯で、年収約215万円未満(月17万円未満)
- 4人家族で、年収約248万円未満(月20万円未満)
日本も子どもは7人に一人が貧困と言われています。
日本でも「フードバンク山梨」など、食べるものに困っている人を支援する団体があり、利用者は増加中。
ヤングケアラーの問題は、日本も深刻。考えさせされますね。
ブレイディみかこ先生の授業はこちらもチェック!
古今東西の有名講師が登場し「使える学問」を講義。目からウロコの授業を受けられる学校です。
見逃した方は、Huluで配信されていますので、ぜひチェックしてみてください。
以上、ふう@FuuNikkiがお伝えしました。
最後までお読みいただきありがとうございます。