2021年5月15日 世界一受けたい授業
シリーズ累計約680万部越え!人気アニメ「はたらく細胞BLACK」で学ぶ体の仕組み
1日5回食べるだけで肝機能が改善する甘いモノとは?
年を重ねると気になる加齢臭を簡単予防?
はたらく細胞の、医療監修をした医療法人ひかり会パーク病院院長 原田知幸先生の授業です。
「はたらく細胞BLACK」で学ぶ体の仕組み
エコノミークラス症候群
脚を動かさないでいると、胸の痛みが…
足の血管に血栓ができ、急に血流が増えると、血栓が詰まってしまいます。
身体が酸欠になると、胸の痛みや息苦しさが起こります。
動脈硬化
赤血球は酸素を運びます。
血管の中でLDL(悪玉コレステロール)が酸化すると動脈硬化が起き、脳梗塞が起こります。
動脈硬化によい食べ物
トマトに含まれる、エスクレオサイドAが、コレステロールの吸収を抑え、血管に脂肪がつきにくくします。
熱に弱いので、生や、ジュースでとりましょう。
飲酒による脂肪肝
肝細胞の働き
肝細胞は、アルコールを解毒する細胞。
肝細胞が持つ酵素が、ADHが血中のアルコールを解毒。
その際発生する強い毒物・アセトアルデヒドは、ALDHによって酢酸に分解、無毒化されます。
しかしアルコールの量が増えすぎると、肝臓の働きが悪くなり、脂肪肝、やがて肝硬変・肝臓がんに…。
肝機能が改善する食べ物
一日5回チョコレートを食べると良い。
カカオ成分70%以上のハイカカオ
糖質の吸収を抑え、ポリフェノールも含まれます。
1回5gを、朝昼晩の食前と、おやつの2回。
胃潰瘍
暴飲暴食を続けると、胃潰瘍になってしまいます。
潰瘍は胃の一部が深く傷ついた状態。
粘膜の機能が低下し、胃酸を中和しきれなくなって起こります。
胃潰瘍にいい食べ物
山芋、おくら、モロヘイヤなど、ネバネバ食材が胃の粘液を守ります。
熱に弱いので、生か、加熱しすぎないで食べること
加齢臭
皮脂腺細胞は、皮脂腺で分裂を繰り返し、脂肪膜を作り、乾燥・雑菌を防ぐいい細胞。
皮脂を破裂さえ、皮膚をおおってくれます。
しかし体を酸化させる活性酸素が多いと、皮脂の中の物質が酸化、ノネナールという物質に変化し、臭いが発生します。
加齢臭を含む体臭チェック
チェックが多いと要注意(特にストレス)
- お酒をよく飲む
- 肉や魚をよく食べる
- ストレスをためている
- 余り運動をしない
- 夜更かしが多い
加齢臭対策
レモン汁を染み込ませたタオルで皮膚をマッサージ。
レモン半個分がおすすめ。肌に弱い方は少量から。
脂質の酸化を、ビタミンC,ビタミンEが防ぎます。
痛風
激しい痛みを伴う痛風。
暴飲暴食でプリン体をとりすぎると、尿酸値が上昇。
溶解しきれなくなった尿酸が、尿酸塩として結晶化します。
体はそれを細菌と勘違いして攻撃し、激しい痛みを引き起こします。
まとめ
「はたらく細胞」シリーズは、世界16の国と地域で出版。
体の中を街で表現。細胞を擬人化し、人間の体内でどう働いているかを描いています。
今回取り上げられた「はたらく細胞BLACK」
「はたらく細胞」と大きな違いは、舞台となるからだが不健康な大人であること。
性病や飲酒、喫煙がもたらす「不健康な大人のからだ」の中は、細胞にとって過酷なブラックな職場…
体内で頑張る細胞たちのことを考えたら、不摂生を改めないといけませんね。
世界一受けたい授業「はたらく細胞BLACK」で学ぶ体の仕組み
以上、ふう@FuuNikkiがお伝えしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
「はたらく細胞」の授業も、あわせて読んでくださいね。