2018年9月25日放送の林修の今でしょ講座
健康長寿が常備する、キムチ、カニカマ、玉ねぎパワーSPが放送されました。
こちらでは、筋肉にいいカニカマを取り上げます。
カニカマが筋肉にいいって、本当!?
近畿大学生物理工学部准教授・谷本道哉先生の講座です。
カニかまのココが凄い!
カニかまはタンパク質の塊
高齢者にとっては、最強の部類。
魚肉(冷凍スケトウダラのすり身)と、冷凍卵白。2つのタンパク質が、カニカマの材料です。
手軽に最高のタンパク質がとれます。
運動後にカニかま
運動後30分以内に、タンパク質をとるのが良い。
運動後1~2時間は、筋肉を作る反応が進むので、食後30分以内でタンパク質をとりましょう。
カニカマはどこでも、そのまま食べられるので、運動後の間食にオススメ。
カニかまは消化にいい
カニカマは肉や卵に比べると、消化が良く、胃もたれしません。
蟹の食感に似せるため、細かく裏ごし細かく練り合わせるため、消化がいいのです。
また、ほぐれるように繊維状になっているのも、消化が良くなるポイント。
胃液に触れる表面積が増えるので、消化が良くなるのです。高齢者には最適。
ダイエットにもカニかま
スケトウダラは水にさらして、カニカマの材料になります。
水にさらすことで、魚の脂肪がほぼゼロ。かまぼこなども、ほぼ無脂肪です。
糖質の力
カニカマを繊維状にする際、白さと食感を再現するため、でんぷんを使います。
デンプン=糖質。
糖質は、筋肉を作る時のエネルギーになり、筋肉をつくるパワーを高めるインスリンの分泌を促進します。
本物のカニには、糖質は入っていません。
1日の適量は?
カニカマ大きめ1本で、タンパク質10g、糖質10gくらいとれます。
小さいサイズなら5~6本で。
赤い着色は体にいい
カニカマの赤は、トマトとパプリカの赤い色素で着色されます。
むしろ体にいい!
トマトのリコピンは、強い抗酸化作用があるファイトケミカルに一種。
血管・肌など、老化防止が期待できます。ただし少量ですね。
カニカマの欠点は?
塩分が多い。先生は洗って食べたりするそうです。
健康に良くても、大きいものなら1日1本で。
カニかまっちょ体操
1、足を広げて立つ。
2、腰を曲げずにしゃがむ(2秒かけて)
3、背筋を曲げずに立つ(2秒かけて)
1日10回が目安。
体操をしたら、カニカマを食べましょう。
まとめ
カニカマが筋肉にいいとは、思ってもみませんでした。
年をとっても肉を食べろという話は聞いたことがありますが、肉は確かに胃にもたれやすい…。
カニカマは消化がいいし、タンパク質がとれるし、高齢者にはイイコトばかり。
それに安いし、どこのスーパーでも買えるので助かります。
赤い色が健康に悪そうなイメージでしたが、カニカマの色素はトマトとパプリカと紹介されていましたが、本当かな?
買ってきて、チェックしてみました。
まずニッスイの「香味焼 焼きがに風味」。
着色料は、トマトリコピン。たしかにトマトだわ~。
セブンの「明太マヨしたらば」。これはチーズ入りのカニカマです。
着色料は、紅麹とパプリカ色素。
これはパプリカ使用。でも、紅麹ってなんだろ?
セブンの「カニ風味かまぼこ」。
着色料は、紅麹、アナトー、ラック。
うーん。これは見慣れない名前が出てきました…。
カニカマの色素も、色々あるみたいですね。
紅麹は、紅麹から抽出した色素。
ラックは、ラックカイガラムシの分泌物から抽出した色素。
アナトーは、ベニノキという植物の種子から抽出した色素。
いずれも天然色素です。
必ずしもトマトとパプリカじゃないみたいですが、私が買ったカニカマに、人工着色料は使われていませんでした。
よくある「赤色〇号」みたいなのが、化学的に合成された人工着色料です(勿論食品として認められている物です)。
気になる方は、買う前に、原材料名をチェックしてみて下さい。
カニカマと筋肉について教えてくれた谷本先生は、筋肉と健康長寿の関係について研究。
テレビ出演も多く、本も出版されています。
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