2018年2月24日放送。
お口の健康徹底チェック&改善!
虫歯と歯周病、口臭、誤嚥性肺炎、味覚障害
いい歯医者の見分けたかも教えてくれました。
2月が1年で一番口臭がきつくなるって知ってましたか? 口の中も乾燥するためです。
また、正しい歯磨きのタイミングは、食後すぐ。
4年前くらいは食後30分後でいいと言われていました。今は歯の汚れは早く取り除いた方がいいのですって。
虫歯&歯周病
子どもの頃に治療した歯は、大人になって虫歯になるリスクが高いです。詰め物などの隙間から虫歯が進行してしまうかも。
歯周病は、30代から50代は約8割、60代の約9割がかかっています。
原因は、歯垢や歯石から発生した細菌。炎症を起こし、最悪歯が抜けてしまいます。
歯を磨いて血が出る人は、心臓病になる恐れが! 歯ぐきから歯周病菌に全身に入り、心内膜炎を起こす危険があるのです。
また、糖尿病のリスクも。血管に歯周病菌が入ると、血糖値を下がりにくくします。
歯周病チェック
・朝起きた時に口の中がネバネバする
・歯を磨くと出血する
・人から口が臭いと言われた
・歯茎が痛い
・歯茎が赤くはれてぶよぶよしている
・かたいものが噛みにくく歯がぐらぐらする
・前より歯が長くなった気がする
・歯の間に食べ物が挟まる
3つ以上で歯周病の可能性あり。6つ以上でかなり進行しています。
3か月に1度歯医者さんで歯石を取ってもらいましょう。
家で出来る予防法
・歯を磨く前に、口の中をよくすすぎましょう。
・夜寝る前は必ず歯を磨く。磨かないと、食道がん、大腸がんのリスクが高まります。
口臭
スマホで口臭が!
スマホの使い過ぎで、唾液が減少し、細菌が増え、口臭が発生します。デスクワークやパソコンでも同じです。
原因は3つ。
・うつむき姿勢。唾液腺を圧迫します。
・体が緊張状態になる。緊張するとネバネバだ液が多くなります。
・口を閉じで動かさないので、唾液が減る。
30分1回これをやろう
・背伸び
・ベロベロ体操…舌を突き出し、唇をなぞるように回転させる。右回り12回、左回り12回。口の中で舌を転がすだけでも効果あり。
口臭チェック
1、ティッシュを折りたたむ
2、舌を5回ふき取る
3、2分後に臭いを嗅ぐ
にんにくを食べた後の臭いはどうする?
食べてすぐの臭いは、歯磨きで抑えられます。
腸で吸収され数時間後に体内で発生する匂いには、牛乳とリンゴがいい!
牛乳……乳脂肪分が腸の内側に膜をはり、ニンニク臭の吸収を抑えます。
リンゴ…りんご酸にはニンニク臭の原因アリシンを分解します。皮ごとがオススメ。食物繊維は、腸内で臭い物質を捕まえ、吸収されるのを防ぎます。
リンゴ半分で充分。食前がオススメ。
誤嚥性肺炎
死因第3位肺炎。主な原因が誤嚥性肺炎。
喉頭蓋という気管の蓋がきちんと働かなくなると、気管に食べ物や菌が入ってしまいます。
なりやすいのは、朝起きてすぐ水を飲む人。
口内の細菌が肺に入り、誤嚥性肺炎のリスクが高まります。水を飲む前に、うがい、歯磨きをしましょう。
誤嚥性肺炎チェック
・食事中にむせることがある
・飲み込むのに苦労する
・かたい食べ物が噛みにくくなった
・よく咳をする
予防法
朝食の味噌汁は後で飲む
朝の味噌汁を飲む人も要注意。まずとろろ、納豆、生卵など、喉を通るのが遅いドロドロなものを先に食べましょう・
食べる前に唾液を飲むのもいいそうです。
夜は枕を必ず使う
夜、枕を使わないで寝ると、気管が広がり誤嚥しやすい。
あご持ち上げ体操(1日5回)
親指をあごの下に入れ、あごを持ち上げる
あごで親指を押し返し、5秒間キープ
カラオケを歌う
高音や低温を出すことで、喉を鍛えられます。
味覚障害
味を感じる「味蕾(みらい)」が働かず、味の感じ方が鈍くなったり、本来の味を違う味を感じる症状。
若い人にも多いとか。加齢によってリスクが増加します。
隠れ味覚障害の割合は、3人に1人(大学生の調査)
甘味を感じられないと、糖尿病のリスクが。
塩味が感じられないと、高血圧、動脈硬化、心臓病、脳梗塞のリスクが高まります。
味覚障害チェック
砂糖水と塩水を飲んで、味がわからない、違う味に感じると味覚障害かも?
砂糖水は、水500㎖+砂糖5g
塩水は、水500㎖+塩1g
予備軍チェック
・こってり系・激辛料理が好き
・サプリメントをよく飲む
・ファーストフードやインスタント食品をよく食べる
・よくかまないで食べる
・常用している薬がある
1つでも丸がついたら予備軍。
予防には亜鉛
味覚障害には亜鉛を多く含む食材を食べましょう。
牡蠣がオススメ、1日3~4個でOK。
牛ひき肉なら、ハンバーグ1個でOK。
豚レバー、プロセスチーズ、油揚げ、卵黄、カマンベールチーズ、納豆にも含まれます。
お酒で亜鉛を消費してしまうので、ほどほどにしてください。
いい歯医者の見分け方
1位 初診に時間をかける。
2位 こまめに歯の写真を撮影してくれる。
3位 治療前に歯科衛生士が歯のクリーニングをしてくれる。
まとめ
スマホで口臭がきつくなるとは気を付けたいですね。
食後すぐの歯磨き、寝る前の歯磨きも習慣にしたいと思います。
最後に、今日教えてくれた先生は、こちらの4人の方でした。
- 澁川義幸先生(歯科医)
- 津田豪太先生(えん下専門医)
- 中城基雄先生(口臭専門クリニック院長)
- 山村幸江先生(味覚外来担当医)
口の悩みはテレビでも度々取り上げられています。よかったらこちらもどうぞ。