2020年1月28日
冬の2大健康ドリンク「甘酒」VS「コーヒー」
冬に嬉しい健康効果をまとめました。
甘酒(米麹甘酒・酒かす甘酒)
- 風邪インフルエンザ予防
- 腸内を掃除
- 美肌
コーヒー
- 血管強化
- 肝臓強化
- 骨強化
甘酒
風邪・インフルエンザ予防
甘酒の種類は、米麹、酒粕の甘酒の2種類。
米麹の甘酒は、風邪・インフルエンザ予防が期待できます。
江戸時代には夏バテの予防としても飲まれ、夏の俳句の季語でもあります。
米麹の甘酒は、善玉菌の餌になって免疫力がアップ。
350種類以上の栄養成分が含まれます。主な栄養成分は、ブドウ糖、オリゴ糖、アミノ酸(必須アミノ酸)、ビタミンB群。
1日100㏄を毎日飲むと良いそうです。
飲み過ぎは糖の取りすぎになります。
温めても栄養成分は変わりません。
腸の掃除
酒かす甘酒は、酒粕をお湯で溶かしたもの。1970~2000年はこちらが主流でした。
酒かす甘酒に含まれるレジスタントプロテインが、腸内にたまった脂質を掃除すると言われています。
肥満の予防につながります。
飲むタイミングは食後。脂質と結合させるため、食後のデザート感覚で飲むと良いでしょう。
美肌
米麹甘酒には、グルコサミン、セラミドが含まれています。
酒かす甘酒には、αーEGが含まれます。
1週間、酒かす甘酒を飲んだら、肌のコラーゲンが増えて美肌に。飲むのをやめても1か月くらいは効果が持続します。
肌を老けさせないためには、夜に飲みましょう。脳に栄養を送るには朝がおすすめ。
コーヒー
1日何杯飲む?
1日に3杯飲むと、死亡リスクが下がるという国立がん研究センターの研究が紹介されました。
一方、5杯以上飲むと、病気によってはリスクが増えます。
世界的にも、1日3杯飲むと良いと言われているそうです。
血管強化
カフェインには、血管拡張作用があり、血流を良くします。
クロロゲン酸(ポリフェノールの一種)は、強力な抗酸化作用で動脈硬化を防ぎます。美肌にも良い成分です。
飲むタイミングは食前。
クロロゲン酸は、食事の前にとることで、胃や腸から血管に入る糖や脂質を減らします。
朝昼夜なら、朝がおすすめ。朝に血糖値をコントロールするのが効果的。
血管のためにはブラックが1番。
甘いほうが良い方は、砂糖よりもハチミツを入れるのがおすすめ。低カロリーで、疲労回復・風邪予防・咳止め効果も。
肝臓強化
クロロゲン酸は、脂肪肝の予防に効果あり。
コーヒーは、レモンの約10倍の抗酸化力があります。
おすすめは豆乳と一緒に飲むこと。大豆のたんぱく質とWのパワーで。
豆の種類では、モカが1番、クロロゲン酸が豊富。
選べる場合は、深煎りよりも浅煎りがおすすめ。
インスタントでも栄養効果が変わりありません。
骨強化
コーヒーを飲むと骨が丈夫になるという研究があるそうです。
2019年アメリカ学術誌に掲載された研究によると、コーヒーを摂取するほど骨折が少ない、背骨と大腿骨のカルシウム量が多い。
今後の研究に期待…ということでした。
まとめ
甘酒にも、コーヒーにもそれぞれ冬に嬉しい効果がありました。
コーヒーのカフェインは、風邪薬の成分でもあります。頭痛、鼻づまりなど。
風邪薬と一緒の飲むと害が出ることもあるので、やめたほうがいいそうです。
カフェインも代謝を活発にするので、肥満予防も期待できます。
また、甘酒には麹菌が作り出すGABAに、血圧を下げる効果が知られています。
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