2019年4月2日。
医師100人が選んだ体にいい回転寿司ネタベスト10
血管や脳にいいのは何?
回転寿司によくある59品の中から、医師がランキングを選びました。
順位をお伝えします。
- 1位 いわし
- 2位 あじ
- 3位 納豆巻き
- 4位 中とろ
- 5位 〆さば
- 6位 赤身
- 7位 大とろ
- 8位 ねぎとろ
- 9位 こはだ
- 10位 いかオクラ納豆
1位 いわし
骨に良いビタミンDがトップクラス。
1日の必要摂取量は、18歳以上男女で5.5㎍
いわし1皿で約6.4㎍
ビタミンDは、カルシウムの吸収を助けるので、骨粗しょう症の人は是非。
また、ガンになるリスクを減少させるという研究もあります。
2位 あじ
豊富なたんぱく質と、適度な脂質が筋肉を老けさせません。
EPA・DHAは、筋肉の合成を高め、分解を抑えます。
タンパク質は、1回の食事で20gで筋肉がつきやすくなります。4皿食べれば十分です。
ビタミンDも豊富。筋肉を増進させる働きが強いです。
3位 納豆巻き
ナットウキナーゼが&レシチン&大豆イソフラボンのトリプルパワー。
・ナットウキナーゼは、血栓を作りにくくします。
・レシチンは、血管内の悪玉コレステロールを溶かし、血管を丈夫にします。
・大豆イソフラボンは、腸内細菌の働きでエクオールに変化、血管の壁をしなやかに。
ナットウキナーゼは熱に弱く、50度以上で活性を弱めます。
納豆巻きは低温で食べるので良いのです。
また、ひきわり納豆なので、粒の納豆よりもビタミンKが約1.5倍。
4位 中とろ
赤身にいいところと、大トロの良いとこどり。
赤身の疲労回復パワー×大トロのEPA・DHA
5位 〆さば
コエンザイムQ10
心臓を動かすエネルギーを作るのを助けます。
糖・脂質・タンパク質の3大栄養素を使いやすい形に変えてくれます。
年と共に、特に心臓にあるコエンザイムQ10が減少します。
コエンザイムQ10×油
一緒に食べた方がいいサイドメニューは、エビの天ぷら。
コエンザイムQ10は、水で溶けず油で溶けやすいので、油と一緒にとると吸収されやすくなります。
サバマヨ
ツナマヨのサバ缶バージョン。
マヨネーズの油で、コエンザイムQ10の吸収率もアップ。
サバ缶はコエンザイムQ10は勿論、他の栄養素も豊富です。
カルシウムは生サバの43倍、ビタミンDは約2倍、DHA・EPAは約1.3倍。
6位 まぐろの赤身
疲労回復
疲労回復効果が期待できるイミダゾールジペプチドが豊富。
疲労は活性酸素によって、筋肉が傷つけられることが原因。
イミダゾールジペプチドは、筋肉などに溜まった活性酸素を抑制するので、疲労回復効果が期待できます。
回遊魚のマグロは動き続けるため、イミダゾールジペプチドを多く含みます。
また、ビタミンB6も豊富。
体にたまった脂肪などの燃焼を促進し、エネルギーに変換します。
エネルギーが充実するので、疲れ知らずに。
またタンパク質も多いので、筋力アップにつながります。
まぐろの赤身はどこ?
まぐろは全身を使って泳ぐため、体を動かす役割の赤身は中心部分。
エネルギーになる大トロ・中トロは赤身の周りです。
冷凍マグロの解凍法
冷凍マグロも生のマグロも、味や栄養に変わりはありません。
しかし解凍方法を間違えると、味も栄養もそこないます。
表面を軽く洗い流し、温かいお湯につけて解凍します。
人肌と同じくらいの温度のお湯に、約3%になる塩を加えたものに、マグロをつけて解凍します。
まぐろの細胞が壊れやすい温度(ー5~ー1℃)が短時間になるためです。
7位 まぐろの大トロ
脂の栄養
大トロの脂は、体にいいEPA&DHA・オメガ3脂肪酸。
すべての魚の中でトップクラスの量です。
血流改善、動脈硬化予防、高血圧予防、心臓病予防、脳卒中予防、認知機能改善など様々なことが期待できます。
1日1貫でOK。
花粉症に効く?
順天堂大学のマウス実験によると、EPA&DHAが免疫細胞を抑え、花粉症改善に効果が期待できるそうです。
養殖まぐろが栄養豊富
天然よりも養殖まぐろの方が、EPA&DHAが豊富。
毎日エサを食べているため。
また、天然よりも運動量が少なくていいので、脂肪をためやすいため。
8位 ねぎとろ
ネギのアリシンがまぐろと相性抜群。
ネギのアリシンが血管の中の老廃物を除去し、マグロの疲労回復成分が体中行きわたります。
9位 こはだ
カルシウム豊富
回転寿司に出ている魚の中で、骨にいいカルシウム量がNO.1(2位はうなぎ)。
理由は小骨が多いため。
お酢につけて寝かせる酢締めすることで、小骨が柔らかく食べやすくなります。
こはだ一皿分のカルシウムをとるために、アジで3皿、タコで12皿、さばで32皿も食べないといけません。
ちなみにこはだは出世魚で、成長と共に名前が変わります。
- シンコ 5~6㎝
- コハダ 7~10㎝
- ナカズミ 12~14㎝
- コノシロ それ以上
カルシウム×ビタミンD
骨のためになるサイドメニューは、だし巻き卵。
ビタミンDが豊富な食べ物は、卵や鮭。
乳製品のカルシウム吸収率は40~50%程度。
ビタミンDはカルシウムを腸管から吸収するのをサポートします。
また骨に弾力性をつけます。
10位 いかオクラ納豆
血圧上昇を抑える
いか、おくら、納豆のトリプルパワーで健康に!
✅いかのタウリンが血圧上昇を抑えます。
✅オクラのネバネバ成分が、糖質をコーテイングし、小腸からの吸収を緩やかにします。
✅納豆のペプチドが血圧上昇を抑えます。
いかのタウリンは、筋肉に多いので、胴よりもゲソに多いそうです。
いかの下ごしらえのコツ
いかの皮むきは素手だと滑るので、フキンを使うこと。
真水を当てると水を吸い鮮度が落ちるので、なるべく水洗いしないでフキンでふくこと。
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