林修の今でしょ講座 夏の危険外来生物ワースト5&対処法!カミツキガメ・ヌートリア…

ミドリガメ

2019年6月25日。

実は身近にいる危険外来生物。

特に今年は危険外来生物に要注意!

記録的な暖冬だったため、例年よりも活発に動くと考えられます。

出会ってしまったら、あなたはどうしますか?

外来生物のスペシャリスト、静岡大学教育学部講師 加藤英明先生の講座です。

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危険外来生物ワースト5

1位 カミツキガメ

寿命40年以上、体長約49㎝、うまぎやどじょうが好き。

北米からペットして上陸。千葉県で増殖。

危険度ダントツ1位。目の前のものは何でも噛みます。

首が伸びるので、甲羅を持つと噛みつかれます。

水辺だけでなく、陸にも出てくる可能性もあります。

普通のカメとの見分け方

  • 尻尾が長い(甲羅の半分)
  • お腹がひし形(普通のカメは楕円)

対処法

  • 川や池には音を出してから入る(水の中では逃げるので)
  • 噛まれても強引に指を抜かない。じっとして動かなければ指を離すことも。
  • 勇気のある人は、噛まれたらカメを持って水につけて。

カミツキガメ

https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/list/L-ha-01.htmlより引用

2位 ヌートリア

寿命 8~10年、体長約65㎝、年に2回、一度に5匹出産。

1939年初上陸。西日本を中心に生息。

毛皮の採集のため、フランスから持ち込まれました。

泳ぐのが得意で臆病でも、噛みつかれる可能性があります。

二次被害として、巣穴をほることで地盤が緩み土手が崩れる原因につながることも。

姫路城のお堀でも確認されています。

対処法

  • 近づかない事
  • 巣穴のある川辺に近づかない事。

3位 ヒアリ

寿命 働きアリ30~180日、女王アリ2~6年。刺されるとアレルギー反応を起こすことも。

2年前に初上陸。先週都内でも発見。

体にコブが2つあり、赤茶色が特徴。繁殖力、攻撃力が強いアリ。

ヒアリは噛んで、さらにお尻に毒針で刺します。

対処法

  • 素手ではもたない。
  • 種類がわからないアリには近づかない。
  • ワサビシートを持つとヒアリが寄ってこない。
  • 刺されたら人目のつく場所で体調の変化を見る。
  • 体長が悪化したら病院へ。アナフラキシーの可能性があることを使える。
  • 毒を抜くポイズンリムーバーもオススメ。

ヒアリ

https://gairaisyu.tokyo/species/danger_15.htmlより引用

4位 ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)

寿命30年以上、体長約28㎝、子どもの被害が多い。

アメリカから上陸。

今では日本全域に生息。800万匹以上いると言われています。

ペットとして飼われていたのが、野に放たれ野生化。

触れると急性胃腸炎になる危険があります。

水の中のサルモネラ菌が体内に入ると発症します。

空腹時や恐怖心が高まった時は、噛みつきます。

対処法

  • 触らない。
  • 触ったらすぐ手洗い。
  • 噛まれたら、カメを水に入れる。

カメが驚くと甲羅に首を引っ込めてしまいます。

びっくりして引っ張ると肉が取れてしまかもしれません。

カメを驚かせないように、ゆっくりカメを水に入れると口を離します。

破傷風などの恐れもあるので、必ず病院に行きましょう。

ミドリガメ

5位 アライグマ

寿命は13から16年。体長40~60㎝、スナック菓子が大好物。

北米から日本に上陸。

今ではほぼ日本全域で生息。捕獲数も右肩上がり。

1970年代のアニメで人気になり輸入され、飼い主に捨てられ野生化。

子どものころは可愛くても、大人のアライグマはかみつきます。

生後1年で噛みつくように…。

都心でも捕獲されています。

アライグマは別名「病原体のデパート」

体内に寄生虫がいるため、二次被害が起こります。

アライグマの小腸に寄生するアライグマ回虫の卵が人の体内に入って成長すると、脳神経障害を引き起こす恐れがあります。

対処法

  • 見かけても触らない。
  • 触ってしまったら必ず手洗い。

加藤英明先生の本

『ざんねんないきもの事典』シリーズに続く高橋書店のいきもの事典。

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