2019年2月6日放送。
美食家・林修が通う、寒い冬に食べたいお鍋の名店。
紹介されたお店はこちらです。
・おでん「日本橋 たこ梅」
・あんこう鍋「いせ源」
・甘味「竹むら」
・桜鍋「みの家」
おでん「たこ梅」
東京おでん
おでんは、味噌田楽がルーツ。
煮込んで食べるようになったのは、江戸末期。
おでんは煮込むだけなので、せっかちな江戸っ子に人気に。
全国に広まったのは大正以降。
関東大震災後、東京に訪れた復興支援者に、おでんを振る舞ったため。
日本橋 たこ梅
東京生まれのおでんは、大阪で進化。
たこ梅では、かつお節と、さえずり(ヒゲクジラの舌)で出汁をとっています。
クジラは脂が多いため、ほのかな甘みと、とろみがかかった出汁になります。
1番人気は大根。
・大根 216円
・さえずり 972円
・わかめ 324円
・こんにゃく 324円
大阪府大阪市中央区道頓堀1-1-8
食べログ たこ梅
あんこう鍋「いせ源」
あんこう
西のふぐ、東のあんこう。
朝鮮出兵の際、兵がふぐの毒に苦しんだため、豊臣秀吉は以降ふぐを食べるのを禁止。
武家が多い江戸では、毒のないあんこうが人気になったそうです。
2月は水温が低くなり、身がしまり、産卵に向けてあん肝が肥大化する時期。
いせ源
創業189年。
神田須田町は、江戸の古き良き景観を残す名店が並ぶ街。
いせ源では丁寧に下処理をしているので、醤油ベースの上品なダシであんこうが食べられます。
あん肝をスープに溶かすのが、通の食べ方。
〆はあん肝が溶け込む雑炊。
・あんこう鍋 3500円(2人前から)
・あんこうの唐揚げ 1100円
東京都千代田区神田須田町1-11-1
食べログ いせ源本館
あわぜんざい「竹むら」
創業89年。美食の街・神田須田町。
アニメ「ラブライブ!」主人公の実家設定で、若い人にも人気。
林先生が愛するのは、あわぜんざい。
粟は、ひえと並ぶ日本最古の穀類で、スーパーフード。蒸した粟を手作業でこねます。
付け合わせは、しその実の塩漬け。
・あわぜんざい 820円
東京都千代田区神田須田町1-19
食べログ 竹むら
桜鍋「みの家」
創業122年。
桜鍋=馬肉のすき焼き。
かつて日本は肉食禁止だったので、馬肉はさくら、イノシシは牡丹、鶏はかしわなどと言われていました。
桜鍋は、東京の下町で欠かせない、スタミナ料理。
落語界のレジェンド、五代目・古今亭志ん生さんの行きつけ。落語家の多くがこの店に通います。
店内に入ると下足番がいて、靴をしまってくれます。
馬肉は青森県産の食用馬を、2~3週間熟成させたものを使用。
秘伝の合わせ味噌に割り下。江戸っ子好みの濃厚の味を、卵にくぐらせていただきます。
鍋の深さは2cm。火が通りやすいので、煮込む時間が少なく済みます。
〆はごはんに乗せて、つゆだくのたまご丼風。
東京都江東区森下2-19-9
食べログ 桜なべ みの家 本店
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