2020年4月14日
豚肉VS鶏肉 免疫力UPNo.1食材はどっち?
豚肉と鶏肉の健康パワーが解説されたので、まとめてお伝えします。
豚肉
- 免疫細胞を作る
- 血管を元気に
- 記憶力の低下防止
鶏肉
- 粘膜を丈夫に
- 骨を強くする
- 筋肉疲労を回復
豚肉の健康効果
免疫細胞をつくる
豚肉はビタミンB1が豊富。全食品の中で、一番豚肉に多く含まれます。
100g中の含有量は、豚ヒレ肉がトップ。
ビタミンB1の量は、豚肉は鶏肉の約10倍です。
免疫細胞が一番多く集まっているのは、腸。約6~7割が集まります。
免疫細胞の集まる集会場(パイエル板)は、ビタミンB1が不足すると小さくなってしまいます。
日常的にビタミンB1をとれば、1~2週間で大きさは元に戻ります。
豚肉+アリシン
長寿の村(沖縄北中城村)のご長寿に豚肉レシピを聞きました。
豚肉とキャベツのにんにく炒め
- 豚肉、キャベツをにんにくと炒める
- 豆腐を入れる
- 醤油、だしの素で味付け。
ニンニクに含まれるアリシンは、ビタミンB1の吸収を約10倍にしてくれます。
アリシンは玉ねぎ、ニラにも含まれるので、豚キムチも理にかなっています。
血管を元気に
豚肉の脂質の含まれる成分アラキドン酸が含まれます
アラキドン酸をとると、体内で血管を元気にするアナンダマイドに変身。
血管を拡張し、高血圧や血栓の予防に役立ちます。
豚レバーには、血管を元気にする成分が多いです。
沖縄では豚レバーを入れた汁ものチムシンジは、病人の滋養食として食べられていました。
記憶力の低下防止
豚肉のビタミンB1は、神経細胞が減るのを押さえ、記憶力の低下を防止します。
食後のオレンジジュース
ビタミンB1は、食事でとった栄養をエネルギーに変換。
食後にオレンジジュースを飲むのがおすすめ。
クエン酸が、ビタミンB1を合わさって、エネルギーを作る効率がアップ。
酢豚のパイナップルも、クエン酸が多くおすすめです。
鶏肉の健康効果
粘膜を丈夫に
皮膚や粘膜は肌にうるおうバリアを作ります。
ビタミンAが不足すると感染から守れなくなります。
肌が乾燥したら、ビタミンA不足のサイン。
ビタミンAは緑黄色野菜のイメージありますが、鶏レバーはニンジンの約20倍。
ビタミンAは脂溶性なので、油と一緒に取ると良いそうです。
骨を丈夫に
コラーゲンとビタミンKが、骨を丈夫にします。
コラーゲンによって、しなやかで丈夫な骨が作られます。
部位別では、鶏軟骨にコラーゲンが多く含まれます。
ビタミンKが、コラーゲンの働きを助けます。
特に鶏皮にビタミンKが豊富です。
鹿児島では鶏飯や、さつま汁を食べます。
さつま汁にはサツマイモが入っています。
サツマイモはビタミンCが豊富。コラーゲンを作るのにビタミンCは必須。から揚げにレモンを絞るのも良いそうです。
筋肉疲労を回復
鶏肉に豊富な抗酸化物質・イミダゾールペプチドが肉体疲労を回復。
イミダゾールペプチドは、24時間効果が持続します。
豚肉の約2倍、牛肉の約5倍。特にムネ肉に豊富。
1日50gのムネ肉を毎日、特に朝とるといいでしょう。
水溶性なので、煮汁も一緒に取ること。
木村拓哉シェフ考案 鶏胸肉のぶっかけご飯
- 鶏の胸肉、玉ねぎを出汁で煮込む
- 溶き卵を入れる
- ご飯にかける
鶏胸肉の納豆梅あえ
- むねにく、納豆、梅干に麺つゆをかけて混ぜるだけ。
納豆のビタミンKが骨を丈夫に。
梅干のクエン酸が疲労回復。
まとめ
豚肉も鶏肉も、お手頃価格で美味しいですよね。
豚の生姜焼きのタレに、梅酒を足す漬け込むと柔らかくなるそうです。
みりんの代わりに使うといいそうですよ。
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