2018年10月16日放送。
今日は「そば」の差。
ミネラルや食物繊維が豊富。低カロリーなのでダイエット効果が期待できる日本を代表する健康食品「そば」。
食べ合わせで、そばの健康効果を倍増させることができます。
また、名店が教える、そばの美味しい作り方も紹介されました。
そばの食べ合わせ
高血圧に大根おろし
蕎麦のルチンが血管を修復、悪玉コレステロールを取り除く効果があります。
さらに血流が良くなると、脳梗塞なども予防できます。
大根おろしのビタミンCはルチンの働きを活性化。この組み合わせで、ルチンの効果がアップします。
すりおろすとビタミンCは減ってしまうので、できるだけ直前にすりましょう。
スダチそばもいいそうです。
また、蕎麦の種類は、白い蕎麦と黒い蕎麦があります。
そばの実の真ん中の部分をとったのが白い蕎麦。
黒い蕎麦は皮近くまで使ったもの。
皮のそばの方がルチンは豊富なので、黒い蕎麦がおすすめ。
免疫力アップになめこ
そばに含まれるLPSは、ウイルスや細菌が体内に入ってきたとき、免疫細胞の働きを活性化するので、免疫力アップ。
なめこのβグルカンは、蕎麦のLPSと一緒になると、免疫細胞がパワーアップします。
そばだけを食べた時よりも、一緒に食べた時に免疫力が2倍に!
他のきのこでもいいので、きのこそばがおすすめ。
便秘解消にわかめ
そばには食物繊維がたっぷり。ご飯やうどんの2倍以上。
蕎麦の食物繊維の多くは不溶性。
便と混ざり、水分を吸って膨張し、便のカサがまし、腸を刺激して便を押し出すので、便秘解消に効果的。
わかめの食物繊維は、水溶性食物繊維。
便をゼリーのように柔らかくするので、よりスムーズに排便できます。
水溶性・不溶性の両方をとるのが、より効果的。
蕎麦の美味しい作り方
老舗そば店「元麻布 更科堀井」のそば職人に聞きました。
家庭でもお店のようなそばが作れるコツ!
1、乾麺の選び方
原材料名をみて、そば粉が多いものを選ぶ。
原材料名は、左に書いてあるものほど量が多いです。
2、そばの茹で方
乾麺を茹でる前に一工夫。
茹でる前に、乾麺を水に10分間浸すこと。
麺に水分を含ませてから鍋に入れると、茹でムラがなくなります。
茹で時間は袋に書いてあるものより、1分位短めに。
また、鍋をコンロの中心から少しずらして当てること。
火をずらすと、鍋に対流が生まれ、すべての麺が一方向に流れ、麺同士がぶつかりません。
3、そばの洗い方
茹で上がったそばをザルに入れたら、一度氷水でそばを冷ます。
急激に麺をしめることで、洗っても麺の角や表面が傷つきません。
さらにもうひと手間が、化粧水。
仕上げにきれいな水に入れ、わずかなぬめりがとれます。
4、つゆの作り方
水ではなく、顆粒の和風だしで割ること。
大さじ1/2の顆粒出汁をお湯で割り、水を加え、200㏄のだし汁を作ります。
市販のそばつゆをだし汁で割ります。
まとめ
そばは健康に効果的。
食べ合わせで、さらに効果アップ!
美味しい組み合わせで効果がでるなら嬉しいですね。
ちなみに。
蕎麦をつゆにつけて食べるスタイルで、木のお椀に蕎麦を盛ったのが「もりそば」
「ざるそば」はお椀に蕎麦を入れると、下の方が水に浸かって味が落ちるので、ザルに乗せたのが始まり。
「ざるそば」が多くの店のメニューになると、高級感を出して差別化するために、海苔を乗せるようになったという説があるそうですよ。
そばがせいろに乗せられているのは、蕎麦粉が高くなった時、そばを少なくしてもわかりにくいように、底上げしたのが始まりということでした。
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