2019年8月21日
国民病・肩こりの新常識
国内で約2400万人が悩んでいると言われ、頭痛・めまい・うつ・不眠の原因に…。
しかし奥野祐次先生は、適切な対策をすると肩こりは100%改善すると言います。
簡易肩こり度チェックや、日常からできる予防法などをまとめてお伝えします。
日常生活で出来る肩こり予防法
肩こり度チェック
- 顔を真っ直ぐにして、体の前で腕を揃える
- 肘をつけたまま腕を上に上げる
椅子に座って行います。
肘が鼻の高さまで上がらない人は、重度の肩こりの可能性大。
1番の予防策は、毎日を姿勢を正すこと。
スマホの使い方
スマホの操作は片手ですること。
スマホを操作していない方の手を、スマホを持っている方の肘の下のはさむと、自然と画面の向きが上がるので、うつむき姿勢が改善されます。
かばんの持ち方
かばんを肩にかける場合、取っ手を前に押し出すと肩の重みが軽減されます。
リュックの場合、肩ひもを前に押し出すように持つこと。
洗い物の姿勢
流しの近くに踏み台を置いて、片足を乗せて洗い物をすること。
流し台との距離が開き、背筋を貼り、うつむきが軽くなります。
肩こりの原因と解消法
肩こりは、カチカチ筋肉と血管の異常が原因。
カチカチ筋肉
肩に負担がかかると、血管が拡張し、血液が増加。
膜で密封された筋肉が、血液の増加でパンパンに張ってしまうのが、カチカチ筋肉。
神経を圧迫し、痛みの原因となります。
特に痛みを感じやすいのが僧帽筋です。
カチカチ筋肉の解消法
肩まわし
肩こり解消には、叩かない事。かえってパンパンに腫れます。強くもむのも×。
肩を回すのはOK。
肩に手を押すと、肩甲骨がよく動きます。
- 手を肩に置く。
- 肘で円を描くように大きく回す
- 5~10回内回り、外回り。1回ずつ行います。
鎖骨の下をほぐす
鎖骨の下のある肋骨の動きが悪くなり、肩こりが悪化させます。
肋骨が動かなくなると筋肉もかたまり、僧帽筋に負担がかかります。
鎖骨の下のろっ骨を円を描くように、内側から外側にほぐす。
左右一往復ずつ行います。1日3回くらい。
凝っている人は痛みを感じます。
モヤモヤ血管
血管が破損すると、傷ついた血管を補うため、毛細血管が増加。
これがモヤモヤ血管の正体。
モヤモヤ血管ができると、神経も一緒にできてしまい、痛みの原因になります。
長引く痛みの約9割がモヤモヤ血管。
特に40歳以上にできやすく、四十肩・五十肩の正体。
お風呂でやるマッサージは最悪。もむとモヤモヤ血管雄血流が増え、より痛みが悪化します。
特徴は
- 動いていないのに痛みがある。
- ケガがきっかけで痛みが出た
- 押すと痛い場所がある
モヤモヤ血管の解消法
カテーテル治療
カテーテル治療で改善できます。
1時間ほどの手術で、ほとんどの人が改善します。
費用は片方の肩で 295000円、両肩で365000円
10秒間指圧
自宅でできる方法。
血流を一時的に止め、モヤモヤ血管を減少させます。
軽い力で押し続けると、一時的に血液がいかなくなります。
モヤモヤ血管は外からのダメージに弱いので、ある程度は減っていきます。
手が届かない場所は、傘の取っ手などで押しても効果があります。
予防に効果的な食べ物
納豆、枝豆、おから、アーモンドなど。
タンパク質と食物繊維を同時にとれる食品。
代謝が悪いとモヤモヤ血管ができやすいので、タンパク質で代謝を良くします。
便秘は血液の循環を悪くし、余計な血管を増やす原因になります。
奥野祐次先生の本
肩こりの新常識を教えてくれた奥野先生は、オクノクリニック院長。
世界で初めてモヤモヤ血管治療を実証し、世界でも注目されています。
モヤモヤ血管の本を出版しています。
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