2019年10月31日
秘密のケンミンSHOW
沖縄の「サーターアンダギー」って知ってますか?
サーター(砂糖)+アンダ(油)+アギー(揚げる)を意味した言葉。
ケンミンのみなさん大好きな、ドーナツのような天ぷらのような揚げ物です。
ドーナツと何が違うのでしょう?
番組の内容と、家で作ってみた工程をお伝えします。
サーターアンダギー
ケンミンおなじみの揚げ菓子サーターアンダギーは、県内500軒以上で提供されています。
居酒屋のちゅらさん亭では、お口直しの飴の代わりに、レジに手作りのサーターアンダギーを置いてあります。
家庭でも手作りします。
材料は、小麦粉、卵、サラダ油、砂糖、ベーキングパウダー、ホットケーキミックス。
ドーナツとの違いは水分量。
ドーナツは牛乳か水が入りますが、サーターアンダギーはたまごのみ。
牛乳の代わりに卵をドーナツの約2倍使います。
卵が多いために表面がサクッとした食感に。
水分が少なめの生地が混ざりやすいよう、サラダ油も少量使います。
材料を混ぜたら冷蔵庫で30分寝かせ、まるくして油で揚げます。
天ぷらが割れる=笑う=縁起がいいとされています。
割れて縁起の良いお菓子になります。
お正月、お盆、お祝い事の時に食べますが、マラソンでもランナーにふるまわれるそうです。
サーターアンダギーのお店
元祖 仲里屋
サーターアンダギーの専門店。
呉屋天ぷら屋
魚やいもの天ぷらと一緒に、サーターアンダギーも売られています。
味はプレーンと黒糖。ここでは砂糖天ぷらとも言っています。
食べログ 呉屋天ぷら屋
石垣島 さよこの店
石垣島では、さよこのサーターアンダギーが人気。
1日1000個が、1時半には売れ切れます。
プレーンや黒糖以外に、沖縄特産のニガナやグァバ、ドラゴンフルーツなどのフレーバーもあります。
豊見城市 KAMEANDAGI
海沿いのおしゃれなお店。
マンゴーアイスのトッピング、カスタードクリームトッピングのサーターアンダギーがあります。
アイスは、昔から愛されているブルーシールアイスです。
まとめ
サーターアンダギーは揚げたてが美味しいそうです。
冷めたらトースターで温めて食べます。
ご家庭でも手作りしてみては?
作り方は丸いドーナツとほぼ同じ。
材料の割合は番組では紹介されていませんが、おばあの数だけレシピがあるようです。
参考までに沖縄県栄養士会監修のうちなー料理レシピでは、この分量になっています。
材料(5人分)
- 小麦粉(薄力粉)500g
- ベーキングパウダー小さじ2
- 卵4個
- 砂糖300g
- 油大さじ2
- 塩(マース)小さじ1
- 揚げ油適量
170度程度の油に、寝かせた生地を直径3~4cmに丸めて入れて、165度程度でゆっくり揚げます。
生地が割れて、火が通ったら出来上がりです。
作ってみました
揚げたてが美味しいというサーターアンダギー。
自分でも作ってみました。
材料は↑の半分量で用意しました。
薄力粉、ベーキングパウダーは、合わせてふるってから使いました。
卵と塩と砂糖を混ぜ、油も混ぜ、粉類を合わせます(卵は泡立てません)。
混ぜた生地の色が薄茶なのは、砂糖を三温糖にしたためです。
冷蔵庫で30分寝かせてから、生地を丸めます。
スプーン2つ使うと、手を汚さないですみます。
割れ目ができて、火が通るまで揚げます。
出来上がり。竹串で刺して、生っぽくなければ大丈夫。
ちゃんと割れ目ができました。
まわりはサクサクです。ほんと、サックサク。
パサパサしているイメージがあるかもしれませんが、全然そんな感じはしませんでした。
割れ目で割ってみると、こんな感じ。
中は思ったよりも、しっとりふっくらしています。
アイス乗せも食べてみました。
熱々サクサクのサーターアンダギーに、冷え冷えアイスの組み合わせもおいしかったですよ。
サーターアンダギーは、沖縄では昔は「砂糖天ぷら」といったそうです。
砂糖の量はかなり多め。
私は甘党ですが、もう少し砂糖少なめでもいいかなと思いました。
次回は、砂糖を減らして作ってみようかな。
サクサク揚げたて、とても美味しいので、みなさんも作ってみてくださいね。
高温だと焦げやすいので、油の温度は低めがよいですよ。
ケンミンショースイーツ祭で、サーターアンダギーは1位でした!
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